コシヒカリ

今年も、お米が実りました。 今年は初めて、住まいのある山梨県北杜市白州町に田んぼを作りました。白州は、南アルプス山系から豊かな水が供給されるため、いつかはこの地で米づくりを、と思っていました。昨年までは、八巻師匠とご一緒に大泉という場所に田んぼを作っていましたが、本格的に一人立ち、ということになります。 栽培方法は昨年までと同様に、「農薬不使用」「動物性有機肥料・堆肥も不使用」の無農薬・無肥料栽培です。農地に養分供給を目的とするものを持ち込まず、本来土が持っている力を生かして太陽・水・土の力だけで育ちました。育苗から田植え、草取り、収穫、天日干しから脱穀まで、今年から一緒に取り組んでいる二人の生産者仲間をはじめ、友人・知人の皆さんの力も借りて、無事に実りを迎えました。 お米は二種類。昨年までと同じ「亀の尾」という品種と、おなじみの「コシヒカリ」です。亀の尾はあっさりたんぱくな味で、冷めてもおいしく頂けます。コシヒカリは、甘みが強く粘りが強いです。お好みは分かれる印象です。亀の尾を作る農家は少なく、希少です。また、耕作できる面積が少ない白州のコシヒカリも市場流通量が大変少なく、幻の米とも称されます。この機会にぜひご賞味下さい。八ヶ岳南山麓の大地で育った甲斐北杜米こしひかりです。甲斐北斗のような高原の冷たい清浄な伏流水と昼間の太陽と夜間の冷気で育ったとても綺麗なお米です。手塩にかけて育てた生産者の顔の見える作品をお楽しみください。