ななつぼし
北海道岩見沢市にある北海道立中央農業試験場が育成しました。「ななつぼし」はコシヒカリを親に持つ「ひとめぼれ」と道内系統との雑種第1代に「あきほ」をかけ合わせた品種です。今では北海道全域で栽培され、北海道では定番のお米となっています。
耐冷性が優れ、食味も「ほしのゆめ」並みとなっており、北海道内で生産量1位・消費量1位と急激に生産量を伸ばしている品種です。
ひとめぼれ
「ひとめぼれ」は、1981年(昭和56年)宮城県古川農業試験場において、良食味と耐冷性を併せ持つ品種の育成を目的とした「コシヒカリ」と「初星」との交配から育成が開始されたイネの品種の1つです。\n1991年に水稲農林313号「ひとめぼれ」として命名登録され、1992年に種苗法による品種登録されました。\n1993年の大冷害で大きな打撃をうけたササニシキからの転換品種として作付け面積を伸ばし、1994年には全国作付け2位となりました。\n食味が良いことや「コシヒカリ」より栽培が容易なこともあり、寒冷地以外でも作付されます。
あきたこまち
「あきたこまち」は、東北で最初の「コシヒカリ」系統の食味を持つ良質・良食味米品種です。\n早生種ゆえに秋が早い秋田でも助ェな登熟が可狽ナ、安定した収量が期待できます。\n炊飯米は透明感、光沢、香りともに優秀で、粘りが強く弾力性に富んでいます。\n秋田県産「あきたこまち」は、日本穀物検定認定の食味ランキングで、最高品質を示す特Aランクに幾度となく選定されています。\nまさに、お米のトップブランドにふさわしい美味しさをお楽しみいただけます。
ササニシキ
ササニシキは、1963年に宮城県古川農業試験場で「ハツニシキ(奥羽224号)」と「ササシグレ」の掛け合わせにより誕生したイネの品種の1つです。\nコシヒカリと比較すると、あまり粘らないあっさりした食感で、冷えても食味が落ちにくいのが特徴です。\n寿司米や弁当などに使用する米としても最適です。\nかつてはコシヒカリとともに両横綱と呼ばれた人気品種で、1990年には207,438haに作付けされ、ピークに達しました。
つや姫
1998年山形県で食味日本一を目指して開発がはじまったのが「つや姫」です。日本の良食味のお米の王様コシヒカリを凌ぐともいわれる美味しさで近年、人気が急激に高まっています。
あまりの人気ぶりに山形県以外での生産がはじまり島根県や宮城県なども本格的に取り組みがはじまりました。「つや姫」の栽培の面積も全国的に拡大しています。
コシヒカリ
全国で最も多く栽培されているので知名度も抜群の種類のお米です。\n1944年、新潟県農事試験場で高橋浩之が農林1号と農林22号を人工交配させて作られた種類のお米で、お米の種類には田植えの時期で早稲・中稲・晩稲と分けられますがこしひかりは早稲に属します。\n当初コシヒカリは新潟では鳥またぎのお米などといわれ現在にいたるまでにはかなりの苦労があったとのことです。\n味が良いと言うことで全国的にもよく知られていますが、場所、生産者によってかなり味の違いがあります。
きらら397
北海道立上川農業試験場で作られ「上育397号」の系統番号が付けられた種類のお米です。きらら、という名前は一般公募の中から選ばれました。\n平成元年のデビュー以来、北海道のおいしいお米としておなじみです。\n北海道の雪のようにキラキラと輝く粒揃いと、味の良さが自慢の北海道を代浮キるお米です。\nかむほどに豊かな甘み、しっかりとした食感が好評でで、丼もの、ピラフなどさまざまな用途で活躍しています。 \n現在では北海道のなかでは一番多く作られている種類のお米です。
キヌヒカリ
昭和58年北陸農業試験場で作られた種類のお米です\n「コシヒカリ」の血を受け継ぎ、炊きあがりの絹のような色つやということから「キヌヒカリ」と名づけられた種類のお米です。\n「コシヒカリ」に比べ倒伏しにくく味も良いとされているため、関東を中心に関東以西で多く作られています。
こしいぶき
「こしいぶき」は、新潟県が平成5年に開発に着手し、平成13年から一般栽培されている米どころ新潟の新品種です。\n「コシヒカリ」に匹敵するおいしさをもち、「コシヒカリ」よりも10日ほど早く稔ることが大きな特徴で、モミが稔る時期に気温が高くても品質が低下しない良さを持ち合わせています。\n「こしいぶき」は、「コシヒカリ」を親にした「ひとめぼれ」と「どまんなか」を交配して誕生し、色、味、つや、香り、粘りなどコシヒカリの血統をしっかりと受け継いでいます。
ゆめぴりか
数多の試行錯誤の結果、コシヒカリやあきたこまちなどの「美味しさ」を特徴とするお米を何度となく交配し、圧倒的な美味しさを持つゆめぴりかが誕生しました。
2009年から市場に出回った新しい品種ですが、すでにその美味しさが認められ、料亭などの高級飲食店はもちろん、全日空国際線のファーストクラスの機内食としても採用されていました。
あいちのかおり
愛知県産のお米「あいちのかおり」。\n地元愛知県で学校給食に使用されるなど、人気の銘柄です。\n特徴は、炊きあがりが大粒でふっくらしている事と、甘みとさっぱり感が絶妙なバランスで、冷めてもおいしいお米です。\n見た目のツヤも良く、コシヒカリにも負けない味だと評価されています。
まっしぐら
「まっしぐら」は、母「奥羽341号」父「山形40号」を交配させ育成した、青森のブランド米の一つです。そのデビューは平成18年と比較的新しいお米ですが、現在では、青森県内の様々な地域に普及するようになっています。
その交配からも分かるように、東北スペシャルともいえる東北の土壌に適した配合です。いもち病抵抗性が高いだけでなく、収量も多く食味にも優れています。
ヒノヒカリ
ヒノヒカリの育成は宮崎県総合農業試験場で行われ1990年に登録された、「コシヒカリ」と黄金晴交配によって作られたお米の種類です。\n九州を現す「日」「太陽」と、ご飯が輝くということからヒノヒカリと名づけられました。\n九州を中心に、中国・四国地方や近畿地方などで栽培され、現在多くの県で奨励品種に指定されているため、「コシヒカリ」「ひとめぼれ」に次いで3番目に多く栽培されているお米の種類です。
はえぬき
山形県であきたこまちを改良して開発された品種で、生え抜きの米が大きく飛躍し続けることを願い「はえぬき」と名付けられた。
食味ランク10年連続「特A」受賞。
粘りが強く、歯ごたえがあり、もっちりとした食感が特徴。
粒の表面がしっかりしているため、炊き上がりの質が一定するという特色もある。
つがるロマン
つがるロマン', '「つがるロマン」は、あおもりのエース米。\n津軽富士「岩木山」をのぞむ津軽中央地帯を中心に、津軽西北、さらに南部平野内陸地帯での気象・土壌条件の良好な適地で作付けしています。\n華やかに咲き乱れる桜の春、エネルギッシュなねぶた祭りが繰り広げられる夏、リンゴが色づく秋、白銀の世界に覆われる冬。\n美しい青森の四季を背景に、全国の人々から愛される銘柄米になるようにとの生産者の願いが込められて誕生したロマンあふれる米です。\nコシヒカリの孫にあたる品種で、食味、品質に優れ、関係者の評価も高まっています。
にこまる
全国作付2位「ヒノヒカリ」の後継者として作られた比較的新しいお米。
「にこにこ」と笑顔がこぼれるほど美味しく、「まるまる」とした粒張りの良さから「にこまる」と名付けられた。
年次、地域を問わず「ヒノヒカリ」より品質が優れており、炊き上がりは光沢が良く粘りが強く出る。
ヒノヒカリよりも少し柔らかく、コシヒカリに近い食感。
粒はコシヒカリより大きく揃っており、しっかりと炊きあがる。
夢つくし
夢つくしは福岡県農業総合試験場で1988年7月にキヌヒカリとコシヒカリを交配させて作られたお米の種類です。\nおいしさで定評のある「コシヒカリ」を父に 丈夫で栽培しやすい「キヌヒカリ」を母に両方のいいところだけを受け継いで生まれました。\n光沢と粘りがあり、味も高い評価を受けています。\nまた、1994年2月には福岡県で準奨励品種に採用されました。
さがびより
佐賀県産の極良食味米。
つや・甘み・香りに優れ、粒が大きくしっかりとしているので噛みごたえがある。
炊きあがりの艶や透明感が高く、見た目も美しい。
粒感がはっきり、食感はほどよいモチモチ感が特徴です。
森のくまさん
森のくまさんは、イネの栽培品種の1つです。\n熊本県で育成された水稲品種の一種で、登録日は2000年6月27日。\n熊本県の平坦地域向け極良食味品種として、熊本県農業研究センター農産園芸研究所で育成され、水稲では熊本県初の県単独育成品種となっています。\n「ヒノヒカリ」「コシヒカリ」を親として作出されたF1個体にコシヒカリを戻し交配して作出されました。\n特徴は、出穂期がヒノヒカリより1?2日遅い中生クラスの品種で、粘りが強く極良食味であることがあげられます。\nまた、イモチ病耐性にも優れている。
青天の霹靂
青森県初の食味ランキング特Aを取得した期待の新品種「青天の霹靂」です。名前の由来については、青天の「青」は青森の青、「天」は遥かに広がる北の空。「霹靂」は稲妻。稲妻は稲の妻と書くように、稲に寄りそい米を実らせるとされています。
晴れわたった空に突如として現れる稲妻のような、鮮烈な存在になりたいと考えて名付けられました。